お墓の保証とは?
これからお墓をお建てになるお施主さんや、お墓を建立いただいたお施主さんに、よく聞かれる事があります。
「保証期間は理解しているけど、保証期間が過ぎた後はどうなるのか?」
言われてみれば、当たり前の疑問です。
不測の事態が起こった時のための『保証』
基本的に、石材店や墓石を売られている店の『保証』とは、保証対象にどんな事が上げられているのでしょうか?
細かい点ではお店により様々になりますが、確かな事をあげますと、完成した後に起こるであろう"不測の事態に対しての対処方法"である、という事です。
では、不測の事態とはどんな事が考えられるのか。
- 完成後に、施工不備により起こる墓石の損壊や傾き
- 完成後に表面化する、石材の劣化やひび割れ
- 風雨や炎天下の元での、石と石の接合部分の断裂
など、上記3点のような現象があげられます。
このような現象が表面化した時に、保証が適用されるはずです。
どこまで対応してくれるのか
では、実際にその後はどうなるのでしょうか?
これだけは「どこの、だれに、お墓を建てることをお願いしたか?」だけです。
保証対象となる事態が起こった際に、修復工事だけでなく、それにまつわる様々なことまで細かに対応してもらえるかが鍵になります。
具体的に、先程あげました3つの不測の事態が起きたらどうなるでしょう?
まずは1番にあげた、『施工の不備により墓石や地盤の傾き等が発生』していた場合。
施工当時にだれが確認したか?と同時に、地盤に関わるとなれば、同じ墓地内にお墓をお持ちの方々全員が確認する事になります。
一度すべて撤去し、一からやり直すことになりますので、費用の面でも電話などでのやりとりだけでは不十分です。
きちんと顔を合わせて話し合いをし、打ち合わせていく必要性があります。
また3番にあげました、『風雨や炎天下の元での、石と石の接合部分の断裂』。
風雨や炎天下の元での石と石の接合部分の断裂などは、接合部分にシーリング剤やボンドコーキング材を使用しておりますので、経年劣化などで1番多く顕在化する現象です。
また同じように、2番にあげました『完成後に表面化する、石材の劣化やひび割れ』の対応です。
お墓に使う石材は様々な材質の石がありますが、その石を取るまでの過程という事はあまり知られていません。
実は、どのようにして石を取り出したのかが石の品質に関わってくるのです。
簡単に言いますと「岩脈から取るのか?」それとも「地面から堀りだすのか?」の違いです。
多くは、「岩脈から採掘する」事が多いそうです。
その採掘の際に、発破と呼ばれる能力の極めて限定されたダイナマイトを使用します。
この衝撃が石材に伝わっており、製品チェック等を2重3重に検査しても、お墓建立後の環境次第でクラックと呼ばれるひび割れが表面化する事があります。
クラックが発生した場合は、部材交換を視野に対処します。
さらに現場の現状確認、交換する部材との石目の整合確認、また寺院さまや霊園などの関係先、自治体や所轄などへの手続きも発生してきます。
対応はきちんとしているかどうか
その後に起きる疑問が、石材店に連絡して、いつ直してくれるのか?だと思います。
また、補修後に「直しました」という連絡はきちんとくるのだろうか?
保証範囲内で無償で直してもらえるのだろうか?
作り手からすればすぐに修復できそうな事でも、連絡をしても「いつまでにできるか?」という事が明確にされず、電話連絡だけでずるずる先延ばしされたという事もよくお聞きします。
保証期間が過ぎていたら
また、補修が必要になった時に、保証期間が過ぎていたらどうなるのだろう?というご不安がおありだと思います。
そのようなご不安がお施主さんにあるため、前述の「保証期間は理解しているけど、その後はどうなるのか?」というご質問が多くされるのだと感じます。
有償であれば補修をしてくれる、もしくは一切受け付けない等、お店によって対応は様々なようです。
きちんと対応してくれる石材店を見分けるには
このような事を、"保証期間が過ぎていてもきちんと対応してもらえるか"が、「どこの、だれに、お墓を建てることをお願いしたか?」の条件になってくるはずです。
それを見分けるポイントして
- 保証期間や期間後の対応を明確に表示している
- 地域密着型である
- 施工実績が豊富である
- HPなどで会社の方針・姿勢などが明確にされている
- 有名寺院御用聞きなど地元信頼度が高い
などが上げられます。
長くお付き合いのできる「地元石材店」をお選びください
冒頭の質問の、「その後はどうなるのか?」に表現されるように、
お墓づくりは一度でもお墓にお参りすることはずっと続きます。
やすらぎあんでは、保証期間が満了した後も、地元長野のやすらぎあんとして、きちんと対応しております。