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墓石店でチェックする8つのポイント

お墓も住宅と同じで、きちんと品質管理をしていないと、良いものはできません。
またお墓は高額なものなので、できれば保証もあったほうが良いです。

墓石店に行ったら、次の8つのポイントをチェックしてください。

ポイント1 どんな石なのか

意外に思うかもしれませんが、その石がどこで産出されたか、
どういう品質の石なのかを表示している墓石店は少ないのです。

石は、国産の他に、インド、中国、アフリカ、アメリカ、フランスなど、
世界中から日本に輸入されています。

石の品質も産地や種類によって、水の吸い込み度や硬さに大きな違いがあります。
品質が良くない石の場合、数年でお墓が割れてしまったり、
変色してしまうこともあるのです。

ポイント2 価格を表示しているか

いまだに展示場のお墓に値段をつけていない墓石店もあります。
この業界が消費者に不信感をもたれる一番の原因です。
その墓石店は、明快で明朗な価格表示をしているかどうかチェックしてください。
展示品に価格を表示していない墓石店は、ここで候補からはずしてください。
価格があいまいなのは、あとからトラブルのもとです。

ポイント3 見積書の内容をチェックする

見積書この業界では困ったことに価格が不明朗で「まとめて幾ら?」という墓石店が多いのです。
きちんとした見積書に、外柵に使う石の材料は幾らか、
石塔に使う石の材料は幾らか、
文字の彫刻費、据付工事費、基礎工事費は幾らなのか、
明快にそのお墓の値段の内訳が
記入されているかどうかチェックしてください。

ポイント4 契約書があるかどうか

契約書消費者センターや国民生活センターへの苦情で、一番多いのが、
この契約に関してのトラブルです。
工事完成後に「思ったよりも手間がかかったので」という理由で、
決めた値段のほかに追加で請求された、などということもあるのです。
また契約書に納期や支払条件を明記する箇所があるかどうかも重要です。
最近県外で、墓石店とお客様のトラブルで
被害者の会ができるほど大きな事件がありました。
その被害者のほとんどが、口約束だけで注文して前金を払ってしまったそうです。
その注文した墓石店は、お金だけもらいお墓を建てずに逃げてしまったそうです。

トラブルに巻き込まれないためにも、
書類が正式に整っている墓石店かどうかをチェックしてください。

ポイント5 5年以上の保証はついているか

6 お墓の保証最近は、墓石も保証をつけているところが増えてきました。
あなたは、「お墓なんて簡単に壊れるわけはない」と思っているかもしれません。
ところが、正しい工事をしていないと
石と石のつなぎ目は3~4年で、
お墓の傾きは7~8年で出てくることが多いのです。
石の傷なども、建てた後に
何年かたってから出てくることも多いのです。

営業マンに「大丈夫です。あとあとまできちんと保証しますよ」と言われても、
口約束だけで信用してはいけません。
その墓石店では、保証期間と保証内容が書いてある保証書を用意してあるか?
どうかを必ず聞いてください。

お墓は、最低でも5年間の保証が必要です。

ポイント6 地震に強い工事をしているか

宮城県北部の地震や、新潟中越地震、
東日本大震災ではお墓も大きな被害を受けました。
地震によって壊れたお墓を再生すると
いうことは大変難しいことです。
その壊れ方にもよりますが、新しくお墓をつくる以上に
手間と費用がかかる場合が多いのです。
お墓は、石の素材も重要ですが、
実は完成してからでは見えなくなってしまう基礎工事が
とても重要です。
基礎工事に鉄筋を入れていないか、
あっても一段だけで間隔(ピッチ)が
30cm構造になっている墓石店がまだまだ多いのです。

基礎工事には、二重にボックス型の鉄筋を組む構造と間隔(ピッチ)が15cm以内かどうかをチェックしてください。
また、石組み工事で、外柵石の石と石の継ぎ目にはどんな工夫をしているか、
お墓本体の石の継ぎ目にはどんな工夫をしているかをチェックしてください。
この継ぎ目にどんな金具や接着剤を使っているかで、耐久に大きな差がでてきます。

あまり工事に詳しくないあなたは、
「聞いたとしても分からない」と不安に思われるかもしれません。
そんな時は実際にその墓石店に
「いま建てている現場をみせてください」と言ってください。
現場に行き、前述のような基礎工事が施工されているか?
基礎と外柵は一体式のステンレス金具でつながれているか?
石と石の継ぎ目はきちんと接着剤で留められているか?などをチェックしてください。
あなた自身の目で見て判断すれば、とても安心です。

ポイント7 製品管理や字彫り、工事内容を証明できるか

「工事はきちんとします」「私を信じてください」と言われても
すぐに信じてはいけません。
工事をするのは営業マンではないのです。
実際に契約を請け負った会社と施工がまったく違う会社という事はよくある事ですし
事前に製品チェックがされず、梱包のまま、現場ではじめて木枠を開けて
そのまま施工ということもあるのです。

それのどこがいけないの?と思われるかもしれませんが
墓石に使用されている石は天然石です。 
木の年輪と同じように石にも石目というものがありまして
その目がしまというながれ(帯)をつくっており、まれに斜め状のながれ(帯)が
石の表面に複数存在するという事もあります。
あまり見栄えのいいものではないのは確かです。

きちんと製品管理されていて工場において事前にチェックされていれば
その時点でその部材のみを交換するという事ができるのです。

また、その墓石店にきちんと職人がいるかどうか?も重要です。
墓石は野外にあり、風雨や雪など天候変化をうける環境にあるものです。
継続的に石を扱う職人がその墓石店に社員として存在していて
石を切ったり、穴をあけたり、磨いたり、
現場で施工をしたりという日常的作業があれば
石の扱い方にも差が出るのは当然ですし、その墓石店が工程管理なども導入し
職人の技プラス基準等で施工管理をしていたら、ひと安心です。

その墓石店にきちんとした工場があり、墓石部材をしっかりと
お施主様ごとに分けて
製品管理されていて、墓石に彫る字なども工場内で職人がきちんと彫っており
その墓石店の職人が現場できちんと工事施工をしているか?などを
しっかりと判断基準に入れてください。

また、お墓の工事の大事な部分は、
完成してからでは見えなくなってしまうのです。
正しい工事をしたことを証明してくれる
仕組みやサービスがあるかどうかを聞いてみてください。

良心的で責任をもった仕事をする墓石店であれば、
工事の大事な部分を写真に撮ってあなたに報告してくれます。
工事中の大事な写真とは、

  • 基礎工事のためにどのぐらい深く土を掘ったかが分かる写真。
  • 地盤が固まるようにぐり石や砕石をいれ、転圧している写真。
  • 基礎工事のコンクリートを入れる前の鉄筋を組んだ写真。
  • コンクリートを打設した写真。
  • 外柵石の石と石のつなぎ目の写真。
  • ステンレス金具で基礎部分と外柵石部分が一体式になってる写真。
  • お骨を入れる納骨室内の写真。
  • お墓本体と台石がステンレス芯棒で一体式になっている写真。

最低限、このぐらい写真があれば墓石店も絶対に手抜きができないので安心です。

切削 磨き 字彫 検品 施工着手

  • 切削
  • 磨き
  • 字彫
  • 検品
  • 施工着手

基礎1 基礎2 基礎3 積石工程 完成

  • 基礎1
  • 基礎2
  • 基礎3
  • 積石工程
  • 完成

切削 磨き 字彫 基礎 施工 基礎1 基礎2 基礎3 積石工程 完成

特許

ポイント8 完成したあとが大切

お墓は工事が完成したら終わりではありません。
仏様のいない生前にたてたお墓でも開眼供養(建碑法要)を、
かならず行いますし、仏様がある場合は納骨という大事な儀式が待っています。
お墓が完成してしまうと後はお客様まかせ、という墓石店がいまだに多いのが実情です。
慣れない人が、納骨堂の石のふたを開けたりすると重たい石でせっかくの
新しいお墓を傷つけてしまうことや怪我をしてしまうこともあります。

またお墓の建替えや引越しの場合は、今までのお墓から一度お骨を上げることになります。
その墓石店は、お骨上げをしてくれるのか、開眼供養や納骨に立ち会うのか?
その場合はテントを無料で設置してくれるのかを確認してください。
最近は、雨天の場合、テントを張っていないと来てくれないお寺様もあるぐらいです。

墓石店選びでは、長い付き合いができそうかどうかが一番重要です。

お墓は完成した時点がスタートなのです。
日々お墓を思い出し、事あるごとにお参りをし、
ご先祖様に報告するということがお墓の大事な意味です。
あなたは長いお付き合いができるような墓石店を選んでください。
良いお付き合いができそうな墓石店の目安をお教えします。
その墓石店から、お墓を建てたお客様に季節のあいさつ状や
手作り新聞などが届くようでしたら、
後々まで責任を持つという決意の表れですので合格です。
また、その墓石店のイベントにすでにお墓を建てたお客様が集まっているようでしたら
信頼関係が長く続いているという判断材料になります。

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